ガザで国連職員1人死亡 宿泊施設に攻撃、イスラエルは関与否定
(VOVWORLD) -国連は19日、パレスチナ自治区ガザにある国際職員の宿泊施設2棟が攻撃を受け、1人が死亡、5人が負傷したと発表しました。
(写真: THX/TTXVN) |
イスラエル軍は関与を否定しており、グテレス事務総長は攻撃を強く非難した上で「徹底的な調査」と再停戦を要求しました。
国連によりますと、宿泊施設は前日も攻撃を受けていました。そのため被害状況を調査していたところ、現地時間19日午前11時半ごろに「爆発物が発射または投下され、建物内で爆発した」といいます。
国連は死亡した職員の国籍を明らかにしていませんが、ブルガリア外務省は19日、国連で働いていた同国民1人がガザで死亡したとの情報があると公表しました。
死亡した職員はインフラ整備や医薬品、車両などの調達を担う国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)に所属しました。全ての国連施設の場所はイスラエル軍など紛争当事者に通知されていたといい、同機関のダシルバ事務局長は声明で「これは事故ではなく事件だ」と強調しました。
一方、イスラエル軍は「国連施設は攻撃していない」と主張しました。同国外務省も声明を出し、状況は調査中だが「初期調査では軍の活動と(死亡は)何の関連性も見つからなかった」と説明しました。(時事)